人生経験を積もう!

人生経験が自己形成に及ぼす影響とは

どういった経験が影響を及ぼすのか?

人生経験が、その人の人格にどのような影響を与えるのでしょうか。素の自分から現在の自分になるまでには、様々な人生経験が強い影響を与えています。今回は自己形成にインパクトが大きい人生経験の種類について注目していきます。

どういった経験が影響を及ぼすのか?

親の影響が基礎を作ります

親の影響が基礎を作ります

自己を形成する過程で、最も大きな影響を受けるのが家族、特に親の影響でしょう。ほとんどの人は高校を卒業する18歳まで親元で暮らします。その間は親の作ったルールに従って生活をしていますので、当然人格形成に強い影響を受けるはずです。単純な例で言えば子ども時代に、洋楽やジャズが好きな友達がいたと思います。その友達に話を聞いてみると、親が音楽関係者だったり、洋楽を聞くのが趣味だったりします。親が音楽を聴かない家庭で育った子どもが、一人だけ洋楽好きという例は少ないでしょう。また皮肉な台詞ばかりを言う子どもは、親が皮肉屋で、ニュースを見て世の中に文句を言ったり否定的なことばかり言っているというケースも良くあります。逆に親の皮肉な言葉に反発をして肯定的なことばかり言う子どもに育つこともありますが、どちらにせよ親の影響が強いことに変わりはありません。

小さい頃の経験は大枠を作ります

小さい頃の経験は大枠を作ります

自己形成の大枠を作るのは小さな頃だと考えられます。人形を作る時に、だいたいの身体の輪郭を作ってから細かい部分を作り込んでいくように、人間形成の大枠は子ども時代の体験で決まる傾向があります。友達が多く活発な幼少期を送っていた人は、大人になっても活発な部分が多いですし、友達と上手に付き合えなかった子ども時代を送った人は、大人になっても他人の顔色を伺う傾向があります。その後の人生で大きな転機を迎えることもあり、人見知りだった子どもが、社交的な大人になることもあります。それでも子ども時代に人と上手く付き合えなかったことは記憶のどこかに残っていますし、逆もまたしかりです。何か起こった時に立ち返る原点のような自分そのもののような感覚が残るでしょう。

ネガティブな体験の影響は強いです

ネガティブな体験の影響は強いです

いじめを経験するような、かなりネガティブなことが自分の身に起こると、自己形成に大きな影響を与えます。それまで友達関係で苦労をしたことがなかった人が、いじめに遭うと今までの人生と大きなギャップが生まれます。そのギャップにより修復が効かないほどのダメージを受けることもありますし、反発してネガティブな状況を乗り越えようとする強いエネルギーが生まれることもあります。いずれにせよ強いエネルギーが人格形成に大きな影響を与えることは間違いありません。

強いエネルギーを生む成功体験

強いエネルギーを生む成功体験

ネガティブな体験と同じくらい成功体験も自己形成に強い影響を与えます。学校の防災ポスターコンクールで入賞した、新歓コンパの一発ギャグがうけた、よく聞いているラジオにメールを送ったら採用されたというように些細に思える成功体験にも強いエネルギーが内包されています。特に自己否定的な人生を送っていた人にとって成功体験は大きく作用します。絵描きになった人の原体験が、先ほどの防災ポスターでの成功体験だったり、芸能人になった人の原体験が新歓コンパの一発ギャグの成功体験だったりします。それまでの人生で自信になるようなことがひとつもない人ほど、成功体験が強いエネルギーを生む傾向があります。

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